xx.Afterword


   アトガキ

 現在、寮の自室でこれを書いています。本編の六巻沿いと七巻沿いは、原作がまったく手元に無い状態で書いた為、その辺りの修正や誤字脱字の訂正は順次加えていくつもりですが、My fair Lady、これにて完結です。

 サイトのメイン連載が詰まっていた為に始めたこの連載、去年の十二月頃にはこの連載の雛型をウェブ拍手上で公開していましたが、それでも半年ほどで仕上がりました。サブ連載の話数もすぐに追い抜かし、そのスピードには自分でも驚いていました。更新履歴を見て頂ければお解りになるかと思いますが、少しだけ詰まったりもしていました。しかしそれを含めても、自分にしては早い速度だったと思います。
 他の連載では、あのキャラは人気だから出番を増やしてみようとか、こうしたら喜んでもらえるんじゃないかとか、そういった事も多少考えて書いたりしているのですが、この連載はあまりそういった事は意識せずに書いていました。一巻沿いのところ辺りはまだ、いわゆる受けを狙っていたりもしたんですが、それ以降はほぼ無に等しいです。非常に楽しかったです。

 私は英語が苦手ですが、英語のタイトルをつける事に憧れていました。題名の殆どが慣用句だったり単語だったりと、自分なりに頑張ってつけてみました。英語の使い方があっているかは解りませんが。日本語の題だけではなく、色々と解釈をして下さると嬉しいです。
 そういえば、

 ――My fair Ladyって誰だったのでしょうか?

 閑話休題。
 この連載を始める上で迷ったのは、オリジナルキャラである屋敷しもべ妖精の名前を変換可能にするかどうか……ではなく、ロドルファスの扱いでした。レストレンジ家の三人が原作で最終的にどうなったのか、という事も同様に迷っていました。結局、彼は空気のような存在で連載に出す事になりました。台詞も一つきりでした。
 最後になりましたが、My fair Ladyを読んで下さった方、訪れて下さった方、応援して下さった方、ありがとうございました。

   2010.07.30 玄田



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